COVID-19感染防止対策の強化特にワクチン接種の実施に関しまして

福岡県では7月11日に蔓延防止等重点措置が解除されて以降の「第5波」到来により、7月28日から福岡コロナ警報が発動されました。8月末までは時短営業などが求められることとなります。

また、7月30日(金)から調整本部活動(コロナ患者の入院調整等のための医師常駐)が再開され、中等症以上の感染者・透析など有基礎疾患患者の広域搬送が強化されます。

対してワクチン接種は需要と供給並びに流通の乖離が問題となっています。別資料の通り7月初旬に透析医会・透析医学会・腎臓学会が厚労省へ要望し、「透析医療機関で透析中の通院患者」は「精神科病院の入院患者」と同等に優先接種の対象であると各自治体へ通達されました。

つきましては、会員の先生方におかれましては日々のコロナ防疫に翻弄されながらの透析業務に大変とは存じますが、集団接種、個別接種、職域接種など選択肢を個別に考慮ください。

少しでも感染・発症・重症化・クラスター発生リスクを減らすために

1日でも早く

一人でも多くの接種希望者が受けられるようご尽力お願い申し上げます。

7月22日に自分も試みました。30歳代の非透析CKD再診患者で 電話での予約を断念したとのこと。直接、外来診察室から接種券に同封されたコールセンター番号に掛け「治療中の慢性腎臓病患者であるためワクチン優先接種が必要である」と説明したところ、10分以内で個別接種の予約ができました。

透析医、透析施設管理責任者としての矜持が問われると存じます。

会長 金井英俊

透析患者に対する新型コロナワクチン接種に関する要望

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