隔離解除前COVID陽性透析患者の維持透析施設での管理に関するお願い
COVID禍第7波も到来一ヶ月を過ぎ新規陽性患者数は減少傾向ですが、透析関連では患者・家族・医療従事者の感染・濃厚接触による現場離脱が継続しています。
全COVID+透析患者の指定・重点医療機関への収容が出来ず全県でトリアージさせて頂いている状況です。軽症以下の透析患者は居住施設での待機ないしは有床施設での入院透析となり、待機中の酸素低下・極めて重度の基礎疾患増悪が懸念されます。
つきましては、指定・重点医療機関へ搬送後に軽症と判明した症例はもちろんですが、初期治療が奏功し病勢が沈静化しつつある症例に関しましても、救急対応・専門医の追加加療が当面不要であれば、隔離解除前の受け入れをお願い申し上げます。
通院手段に関する行政の補助は自治体により異なりますが、北九州域では空いていれば公用車もしくは契約している民間救急車の手配が可能と医官から承諾を得ていますし、割増料金で利用可能なタクシー業者を紹介されています。
軽症で待機透析患者の急変時に迅速に対応するため、何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
ご不明の点、ご意見あれば、事務局もしくは金井までご連絡ください。
追記)先ほど、日本透析医会からの集計報告が発信されましたが、福岡県透析医会の集計との乖離(総数、転帰)が拡大しつつあります。
全患者での総数把握も限界のようですが、透析患者では入院調整の対応資料として有用ですので、ご多忙と存じますが、引き続き入力作業を宜しくお願い申し上げます。
会長 金井英俊