医会概要

福岡県透析医会のホームページへようこそ

元 福岡県透析医会会長
元 日本透析医会 副会長
隈 博政

「福岡県血液透析施設協議会」が1977年に設立され、1995年に個人単位入会の「福岡県透析医会」に移行し、福岡県医師会の専門医会の一つとなりました。

本会は、「適正な透析療法の普及、技術の向上及び関係者の教育、研修を行なうと共に、腎不全対策の推進の為の事業を行ない、以て会員の倫理の昂揚及び資質の向上と社会福祉を増進すること」を目的としています。(会則第2条)

その目的達成のために、2003年度より、活動目標として次の2つを掲げました。

  1.  医療事故防止、院内感染防止、災害時透析医療対策危機管理を重点課題とする。
  2.  医療保険改訂におけるさらなるマイナス改定を防ぐために、日本透析医会や日本透析医学会などとの連携を密にする。

災害時透析医療対策としては、連絡網の整備のみならず、全国に先駆けて災害時優先携帯電話、緊急通行車両登録を推進しました。

これらの準備により2005年の福岡県西方沖地震では、極めて迅速に被災施設の支援体制が構築されました。さらに、直ちに九州各県の透析医へ各県での透析医会の設立の必要性、および九州透析医会連絡協議会(現、九州透析医会)設立を呼びかけ、2016年の熊本県地震では、迅速な協力体制を敷くことができました。

2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)対策では、日本透析医会をリードし、また、2009年新型インフルエンザの世界的流行に際しては、その前から新型インフルエンザ(高病原性トリインフルエンザ)対策を立てて、県行政とも緻密な連携を取っていました。

また、感染症対策学術講演会、医療事故対策学術講演会(安全管理セミナー)、学術教育講演会、定期総会時の特別講演を、名称変更はありましたが、現在も毎年継続して開催しております。

また、福岡県透析医学会の設立に積極的に関与し、その活動支援を行っています。

その他に、介護保険に関する数々のアンケートを実施し、さらに死体腎移植登録補助や臓器移植普及街頭キャンペーンへの参加を通じて腎移植推進に協力しています。

「透析患者さんのため」「会員のため」という基本を見据えて、現在および未来の透析医療を守るためには、全透析医が県透析医会および日本透析医会に結集して、連携することが強く望まれます。

このホームページがそのお役に立てると思いますので、ぜひご活用ください。